恥を誇りに変える 緊張しすぎないためには?

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こころ

人前で話す機会があると尋常でなく緊張してしまう。他人と話すときに目を見られない。

こういった事で悩んでいる人が実は結構多いです。
もし、「自分の事だ…」と思った人は、まず人と相対する際にどきどきして心配になるのは、普通のことだ。と緊張している自分を認めてあげましょう。
誰だって大勢の前で発言したり、初めて会った人やそれほど親しくない人と話すのには、多かれ少なかれ普段の自分になく緊張して、よくわからない恥ずかしさを覚えます。

失敗は誰にでもあるので開き直るに限る

例えば、私なんかもあまり目立つことをしたくない質と自分では思っているのですが、他の人から見るとそうは見えないようで、学生時代はよくプレゼンで人前で話す役を押し付けられたりしました。が、何度やってもやはり本番は緊張しますし、気恥ずかしいものです。

ある時、それほど交流があったわけではないのですが、友達や先生と普段会話するのは普通にできるのに、人前で話すとなると通常の授業の際でも、声が裏返るまたは吃音症のようになってしまう男の子に、何か(なにかは忘れてしまいましたが)の発表の寸前の舞台袖で突然「どうして緊張しないんだ?」と聞かれたことがありました。

私はその時「よくそう言われるけど、緊張はしてるよ。誰でもそうだと思うけど。ただ、私は自分に自信がないから、こういう時に失敗しても、私だからしょうがない。と思うようにしてる」と答えました。
聞いてきた彼からは「意味が不明…」と返ってきました。笑

確かに分かりにくい返答だったと今では思います。まあ、実際、本番直前で緊張しているところに、それを悪意はないにしても煽るような事を言われて多少焦ったのもあるでしょうし。私が彼に伝えたかったのは要するに「開き直りが肝心」ということです。

自分のやり方と心持を確立する

続けて自分事ばかりで恐縮ですが、私は暗記というのがとても苦手です。何かの作業などをそのままをその通り同じにするというのも、少し難があります。
そのため、人前で話す機会は多かったのですが、原稿はきっちりした文章では作らず、諳んじる練習もほとんどしませんでした。教師にはそれでよく呆れられました。

だから、そのあたりをしっかりと練習した人たちと同じようには話せませんでした。言い回しや場合によっては順序もその都度変わります。
なんとか意識的に注意していた事を挙げるなら、「これだけは伝えたい」という内容については、口から言葉にするまでにきちんと自分の中で1つの意志として確立させておくこと、でしょうか。自分は今この意見で通す。というような感じで、自分の言葉や考え方を外に出すからには、自分自身がそれに納得していることは大事にしていました。

しっかりした声で話せなかったり、内容が飛んでしまったり、原稿が暗記できていなかったり。それを失敗というのなら、私は失敗を何度も何度も人前で、それこそ恥ずかしげもなくしています。
でも、しょうがありません。それが私のやり方です。

笑われたではなく「笑わせた」

緊張もするし、失敗もするのに、どうして人前での発表を引き受けるんだ?そう思うことでしょう。
予想外の事って、面白いですよね。私は面白いことが起こるのが何より好きです。

そもそも面白いことが嫌いな人はそれほど居ないでしょうし、生真面目な先生たちは置いておいて、生徒たちには私のいきあたりばったりな発表は、窮屈な学校生活の中である種の娯楽だったようです。

みんなどんな内容でも笑ってくれました。それが私は嬉しかったので、いわゆる失敗も開き直ってしながら引き受けていました。
その経験は私の中で今では誇りになっているといえます。お笑いが芸事であるように、人を楽しませ笑顔にするというのは簡単なことではありませんから。

もし、あなたが失敗と思った事や「はにかみ」を笑われたなら、それを恥じる必要はないです。笑わせてやった、愉快にさせてやった。と思ってみてください。そのうち堂々と立てるようになるはずです。失敗も恥も悪い事ではありません。
もし、それを理不尽に責めたり叱りつけたり、悪意を持って揶揄うような人がいたなら、なるべくそういった人からは距離を取るに越したことはないです。自分を大事にしましょう。

避けきれない場面では「なりきり」が有効

ときに、必要な場面で、人前で話すのが得意な人になりきる。というのは、わりに良い対策だと思います。

実際、自己変容をメインに促すカウンセリングでは、モデリングといって将来的に成りたい姿の例を身近な人でも、芸能人でも漫画のキャラクターでも良いので挙げてもらい、その目指したい姿に近づくためにどうしていくのが良いか。を一緒に考えるという方法をとる事もあります。

どうしても人前での失敗が受け入れられない場合などは、まずは「なりきり」から始めてみると良いでしょう。

例えば、月並みな例ですがスティーブジョブズのプレゼンでの話し方や仕草を真似てみる。
それは気恥ずかしいのでもっと淡々と…と思うのであれば、菅元総理なんかをモデリングしてみるのはどうでしょう?
真似る人は自分の好みで選んでいいです。

そして、人前で話すときなどは該当の人物やキャラクターになりきってください。普段のあなたは隠れていてOK。
それから、本番などでもし(失敗した…)と思っても落ち込まないで、こう考えてください。

あなたはモデリングした人物として、発表または会話をしました。つまり、普段のあなたがそうしたわけではありません。あなたが真似た人物像がした失敗です。だから、その失敗を普段のあなたが引きずったり背負ったりする必要もありません。

失敗や恥にとらわれない

元来の特性によっては、1つの事にこだわるために、人生の中のたった一瞬に起きた失敗にとらわれてまう事もあるでしょう。失敗やその時の嫌な思い、恥ずかしさなどを自分の中で何度も思い返してこねくり回していると、悪循環に陥ってしまいがちです。

なので、パンと1つ手をたたいたら、劇の場面がガラッと変わった。というような切り替えが出来るようになると、良いかと思います。

切り替えの訓練としても、なりきりは有効といえるでしょう。今日この時間だけは、自分は○○として過ごす。その時間が過ぎた後は、緊張する場面などを乗り切った自分を称えて、普段の自分の誇りに変えていく。そういうのを繰り返していくと、自ずと失敗経験も少なくなってきます。

その際、普段の自分、無理のない自分の状態というのも意識すると、日常でも過ごしやすさがましていくことでしょう。

最近、私自身の周囲にとても真面目でシャイで素敵な人たちがいるのですが、それゆえに緊張したり恥を抱えたりで悩むことも多いようだったので、こんなことをまとめてみました。