冬の南知多ひとり旅!東海圏の島旅
冬の海って落ち着きますよね。
夏は日差しが厳しく眩しすぎる海も、シーズンオフだと人も少なく閑散としていて、とってもひとり旅向きです( ^ω^ )
冴えた空気の中で波音を聞きながら海自体や遠くの空、景色を眺めるのが、自分の中で近年の冬の恒例行事になっているくらい気に入っています。
というわけで、今回は愛知県の南知多に行ってきました!
東海圏住みだと1番近場の海かな??と思います。
寒い季節なのでバッチリ温泉宿も確保です!
名古屋駅から南知多は思ったより近い!
今回の1人旅は、なんと!平日の仕事帰りからスタートさせました〜。
南知多といえばわりと観光地としてもメジャーに個人的に思っていた事もあり、もっと遠方な気がしていたのですが、名古屋からであれば電車一本で楽ちん移動でした(^^)
今回の最寄り駅は名鉄の河和駅で、名古屋駅から大体50分くらい。
新幹線でもなく普通料金の電車で移動1時間以内は近い方だとハイカイちゃんは思いますが、どうでしょう??
電車でのアクセス
名鉄名古屋本線 急行 河和行 所要時間55分ほど 片道950円(税込)
名鉄の「急行」は特急と勘違いされやすいのですが、普通の電車料金で乗車可能です。
【特急電車】
名鉄特急 有料特急 河和行 所要時間51分ほど 片道1,310円(税込)
普通の電車と特急で4分くらいしか変わらない…(*’ω’*)
それで1000円以上か1000円未満かでいえば、ハイカイちゃんは後者をとりますね。ええ…。
しかし!問題は河和駅に着いてからでした……。
河和駅付近は飲食店が少ない
仕事帰りすぐ電車に乗ったので、食事は到着してからにしよう!と思ったのですが、アテが外れる事態に……。
夜だった事もあり、河和駅徒歩圏内の飲食店が軒並みやっていませんでした。かなしみ。
唯一、1番近いお寿司屋さん(ゆたか寿し)が営業していましたが、宿へのバスに乗るまでの待ち時間がまたコレ微妙な40分……。
どうせお寿司を食べるならゆっくり食べたい!!きっと明日は海鮮三昧だから今日じゃなくても大丈夫だ!!!
そう思ったハイカイちゃん、河和駅直結のスーパーで適当にお惣菜だけ買ってその日は宿に向かいました( ˘ω˘ )
お昼なら河和駅からのバスに乗って有名な「魚太郎」や「つくだ煮街道」でご飯を食べるのがオススメです!
花乃丸で貸切露天風呂を堪能!
さてさて、温泉にこだわるあまりアクセスのしにくい宿を取ってしまう事に定評のあるハイカイちゃん。
この度も、やりました。
危うくあと一本遅い電車に乗っていたら、宿まで行くバスに乗れなかった……。
名鉄河和駅から花乃丸への行き方(アクセス)
14:35 15:35 16:35 の中から希望時刻を事前に予約
海っ子バスを使う場合
豊浜線または西岸線の下り 師崎港行き
今回のお宿、花乃丸は16時代が宿の送迎最終時間なのですが、河和駅から出ている海っ子バスという路線バスで花乃丸で降車が可能です。
河和駅から花乃丸までは、経由するルートにもよりますが30分〜40分程といえます。
海っ子バス、ホントに花乃丸の玄関ほぼ真ん前が停留所になっているので、降りてすぐチェックイン出来ます。
花乃丸から路線バスに乗る場合もほとんど場所は変わりません。
では、なぜ今回またもそんな公共交通機関でアクセスしにくいところに宿をとったかというと、なんと!貸切露天風呂が1回だけ無料だから!!!✌︎(‘ω’)✌︎
ハイカイちゃんが今回選んだプランは、じゃらんの一泊一食付き(朝食)に貸切露天風呂一回無料プラン。
料金は8800円のところをポイントで5500円にしました!
上記の宿泊プランに近い花乃丸の1名貸し切り露天風呂付プランはこちら
貸切露天風呂の無料付きではない場合は入浴するのに3000円の料金がかかります。
時間制限は有料無料に関わらず1回40分です。
何種類かタイプがあるようですが、今回入浴したのは「花篝」という貸切露天風呂でした。
ハイカイちゃんはポイントでさらに割引いていますが、1万円以下で貸切露天風呂と朝食付きはかなりお得だと思います!!
ちなみに、貸切露天風呂以外にも大浴場が男女入れ替わりで2種類あります。
そちらにも露天風呂があるのと、大浴場から海が広く見えて爽快な気分になるのでおすすめです。
朝風呂は特に船が行き来するのが見えて面白いですよ(^^)
朝食のフグの干物美味しすぎた
朝食はバイキング形式でおかずは基本和食ですが、ご飯のほかにもパンが数種類あって小さなワッフルやマーブル食パンなどもあります。
時に、冬の知多といえばフグ!
まさか朝食で食べられると思っていなかったのですが、アジに加えてフグの干物焼きがありました。
これが、めっちゃ美味しい・・・。
他にも鰹をぶつ切りにしてあえた物やご飯のお供も充実しており、最近の朝食付きプランでは一番満足度が高かったです。
しかし、どうやら数に限りがどれもあるようで、なくなってしまった料理は別のものになってしまうようだったので、早めに朝食は行くのが良いでしょう。
師崎港から篠島へ船で行く!
花乃丸で日々の疲れを癒したところで、昼からは篠島に向かいました。
そう、愛知県内なのになんと島に行けるのです。しかもちゃんと船が出る港も最寄にあります。
師崎港(もろざきこう)は花乃丸からバスで4、5分で着く港で、篠島以外にも日間賀島や伊良湖などにも行けます。
師崎港から篠島・日間賀島・伊良湖への行き方
*名鉄海上観光船HPより引用
朝の早いうちから動き出せば、篠島と日間賀島は両方行けるかと思います。
ただ、今回はあまりスケジュールを詰める気がなかったので、ハイカイちゃんは篠島だけ行ってきました。
師崎港から篠島までは高速船で10分ほどです。
篠島での目的は朝食に引き続きフグ、加えて生しらすです!
まあ、案の定予定通りには行かなかったのですが、色々な親切で何とか今回食い倒れノルマは達成してきました。
生しらす丼と島弘法様を巡る旅
篠島に着いたのが昼頃だったので、早速どこかで生しらすを食べたい!と思ったハイカイちゃん。
高速船の船着場すぐそこの待合でも名物を手軽に食べる事は出来たのですが、せっかくなので島の中を歩きながら適当なお店を探すことにしました。
今回はサンセットビーチの一番奥にあるカフェOHANAさんで生しらす丼を食べました!
YES、YES!!コレ!コレを求めてた!!!!
この生しらすの周りのふわふわ、なんと泡の醤油だそうです。すげえ(語彙)
あと、写真に撮る前に食べてしまったのですが、単品注文にも関わらず、ご好意でしらすの天ぷらもいただきました…!
ありがとうございます、写真に残らないくらい美味しかったです!!
OHANAさんには他にも海の幸を使ったメニューが色々あり、カフェという事で一人飯もしやすくカウンターから海を見ながら食べられるのも好ポイント。
タピオカドリンクのテイクアウトも出来ます(^^)
OHANAさんのHPとても見やすく、詳しいメニューも載っているので是非見てみてください~。
また、篠島には島四国88カ所といい、88体ほどのお地蔵様が様々な場所に配置されています。
最初は特に全お地蔵様を巡るつもりはなかったのですが、行きたい場所を探しているうちに安定の迷子になり、結局、全体を発見しましたハイ…。
篠島はさほど広くないので、島弘法様を全体巡ることはある程度歩きなれている人ならそれほど難しくはありません。
ただ、篠島以外にも日間賀島や伊良湖の方にも行こうと思っている場合は、別日日程の方が良いでしょう。
夕日日本百選!東海の松島と清正の枕石
「松島や ああ松島や 松島や」
この有名な句、実は松尾芭蕉の俳句ではないともいわれています…。
それは置いておいて、篠島は実は夕日が綺麗に見られるスポットがあります。
今回は特にそんなつもりもなかったので、リサーチはしていなかったのですが、せっかくなので行き当たりばったりに夕日日本百選にも選ばれているという、東海の松島を眺めてきました!
歌碑公園(万葉の丘)が篠島の夕日スポットとなっており、のんびり眺めるための物見やぐらもあります。
船が写っている写真はやぐらから撮ったものですが、すぐ上のものは篠島小中学校と清正の枕石方面に下っていく道すがらの脇道で撮ったものです。
本当はもっと沈む直前で撮影したかったのですが、12月という事もあり寒くて…。
そしてトイレに行きたくてですね……断念しましたorz
歌碑公園とはいうものの、近くにお手洗いはなくお店や民家もないので、夕日スポットに向かう前に用足しを済ませておくことをオススメします…。
まあ、そんなタイミング最悪な感じでしたが、それでもなかなか綺麗な夕日は拝めたので、ハイカイちゃん的には良しとします。
また、少し離れたところには、加藤清正が名古屋城を築城する際に「ちょうど良さそうだ」という事で、運び出そうとした「清正の枕石」という名所もあります。
ただ、この「清正の枕石」が眺められる場所は非常に分かりづらいです。
篠島小中学校を道なりに通り過ぎようとする辺りに、マムシ注意!という物騒な看板があり、その近くに藪へ入っていくような脇道があります。
正直、そんな看板もあるのに加え足場も見るからに悪いので、進むのをためらいます…。
ハイカイちゃんも最初「まぢでここ進むの???」となりましたし、いつの間にか後に続いてきていたカップルも、かなり進むのを悩んだようでした。(でも結局ついてきたようでした)
そして、なんとか枕石までたどり着いたのですが、下調べもしていなかった為に、どうやら自分が撮影した写真は枕石ではなかったようです…w
本来の枕石は運び出そうとした楔の跡が付いており、遠景ではなく足元に近いあたりにあるので、撮影の際はご注意ください……。
ちなみに、藪道を抜けるとわりと高さにある断崖絶壁風の場所なので、高いところが苦手な人も気をつけてくださいね!
ハイカイちゃんは高いところ嫌いです!!(^^)
この2つの名所は、宿や飲食店がある海岸からかなり距離があり、また坂道になっています。
レンタサイクルで訪れている方も居ましたが、自転車を漕いで上るのはシンドいようで結局降りて手で引いているようだったので、歩きがオススメです。ハイカイちゃんも徒歩で行きました。
徒歩で歌碑公園と清正の枕石に向かう場合は、篠島小中学校側から順番的に枕石→歌碑公園で訪れるのが良いでしょう。
歌碑公園側からの場合は、先ほど紹介したOHANAさんの近くから女婦→赤岩→鯨浜と海岸沿いを上りつつ大回りをすることになるので、体力に自信がない場合はハイカイちゃんルートで夕日スポットを目指した方が良いです。
海鮮丼が!フグが!食べたい!!師崎港付近で夕飯を食べる
夕日を眺めつつ港までへの帰路に着いたハイカイちゃん、お腹ぺこぺこです。
港に戻るまでのどこかで適当にお夕飯にしたいな~と思ったのですが、基本的にビーチがシーズンオフだからなのか休業の飲食店が多く、結局篠島の乗船場まで戻りました。
篠島に上陸した時に、待合の売店で飲食が出来るようだったのでそれを期待したのですが、なんと!営業時間が終わってしまっていました…
今回やらかし過ぎですね笑
仕方がないので師崎港まで戻り飲食店を探すことに。
しかし、冬という事もあり、まだ18時過ぎくらいだったのですが辺りは真っ暗、海も真っ黒で若干心細く…。
師崎港から河和駅までのバスの時間も気にしつつなので、港からあまり遠くないところを徒歩で探しました。
港から15分ほど歩くと、わりと民家が増えてきます。
ただ、お店はやはり少なくなかなか見つからず、諦めて名古屋まで戻ろうかとも思いました。
ここがやってなかったら、もう諦めよう…と思って向かったのが「朝日屋」さんです。
海沿いの車道沿いに大きな看板も出ており、分かりやすく見つけたときはホっとしました。
特にHPなどはないのですが、検索すると食べログで「朝日屋」さんの情報は出てきます。
基本的にはコースと単品だけの注文となっており、ハイカイちゃんが入店した際もお店の方にその旨を伝えられました。
入るとお店の中に生け簀があり、注文が入るとそこから新鮮な魚を捌いてくれるようでした!
2階の座敷に贅沢にも1人通されたハイカイちゃん。
その日のオススメなどがメニュー表に書いてあり、非常に迷いました……が!
昨日我慢した海鮮と、まだ堪能しきってないフグが食べたい!!
そこで単品で海鮮丼とサバフグのから揚げを頼みました。
サバフグは「THEフグ」ではないそうなのですが、メニューになかったのでお店の方に「フグはないですか?」と聞いたら、「サバフグのから揚げなら」ということだったので、無茶振りもいいところながら作ってもらいました!!
しばらく待つと、なんと!単品かコースしか受けてないという事にも関わらず、運ばれてきたのはどう見ても定食ではありませんか!!
どう見ても旅行者なハイカイちゃんに厚意でわざわざ定食にしてくれたのでしょう……。
お昼に引き続き知多の人たちの優しさに感動です…涙
そしてサバフグのから揚げもすぐにきました!
海鮮丼の魚やめかぶが新鮮でぷりぷりで食べ応え十分…。
海鮮丼であんなにも満腹感をおぼえたのは初めてかもしれません。
サバフグのからあげもタンパクで骨も食べられ、少量でも満足感のある一品でした!
「朝日屋」さん本当にありがとうございました!!ごちそうさまでした!
知多のひとり旅、下調べなしに突然決行したわりに、けっこうアクティブに動きました。
また、今回は本当に様々な部分で地元の方に良くしていただき、助けて頂いた部分が大きいです…!
帰りも師崎港でバスを待っていたのですが、乗ろうとしたバスの運転手さんが「この後に来るバスの方が、河和駅まで早く着くルートで運行してますよ~^^」と教えてくれ、そのバスが来るくらいの時間まで運賃を払って乗車するわけでもないのに、待っている間の暖をとらせてくれました……。
普段街中で生活していると忘れてしまいがちな、人の何気ない心遣いを改めて感じられる良き旅でした。
ハイカイちゃんのひとり旅にお力添えいただいた方々、誠にありがとうございました。
またお返しがてら遊びに行きたいと思います!
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